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                                    | 第48回 愛人ライバル
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                                          | 依頼調査: | 行動調査 |   
                                          | 対象者: | 会社役員(56歳) |  |  |  |  |  |   
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                        | <概要> 「事務所を閉めよう」と鍵を手にした時、事務所の電話が鳴った。
 「これから、お伺いしてよろしいでしょうか?」
 30分後、相談に来た依頼者は建設会社に勤めるOL(38)だった。
 同じ会社の役員(56)の10年来の愛人だという。
 「私は名古屋支社、彼は東京本社にいます。月に3、4回は出張で会いに来てくれたけど、最近は私の部屋に立ち寄ろうともしない。ほかに女ができたに決まっています!」
 名古屋出張の当日。男の自宅前から尾行を開始した。名古屋駅に午前11時に到着し、得意先回りをして午後7時にホテルにチェックインする。30分後、一人でタクシーに乗って向かった先は新しい愛人のホステス(29)のマンション。3時間ほど部屋の中で過ごし、ホテルに戻っている。
 調査結果を聞いた依頼者は「これじゃダメ。2人で会っているところの写真を撮らなきゃ。今後は私がいいと言うまで、彼が出張するたびに尾行してください!」と声を張り上げた。こっちの都合はお構いなしだ。
 それから3ヶ月。定期的に調査したが、敵もさる者。絶対にシッポをつかませない。密会は必ずホステスの部屋の中で行われ、2人で出歩くことはなかった。「もう、部屋に乗り込みます!」とヒステリックにわめき散らす依頼者の顔は、怒りでゆがんでいた。自分も愛人という立場を忘れている。そんなこと、口が裂けても言えなかったが・・・。
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