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                                    | 第33回 幼妻の憂鬱
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                                          | 依頼調査: | 行動調査 |   
                                          | 対象者: | 商社マンの夫(49) |  |  |  |  |  |   
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                        | <概要> 19歳の専業主婦が依頼者だった。金髪に、くっきりアイライン。見た目は完全にギャルである。好みによるが、まあ、カワイイのだろう。
 よくある浮気調査の依頼だったが、商社マンの夫は離婚歴のある49歳。「いつも娘と間違えられる」らしい。さもありなん、だ。「夫の名刺入れにキャバクラっぽい名刺がいっぱい。帰りは遅い、金遣いも荒い」と彼女はぼやく。そもそも2人の出会いというのがキャバクラ嬢とその客だったというから、予想できた事態である。
 夫はソフトスーツ、色のついたシャツにシックなネクタイといういでたち。髪もまだ黒い。ダンディーなオジサマで、若い女のコにモテるのもうなずける。
 1週間尾行し、彼は毎晩飲み歩いていたが、ほとんどが接待。仕事以外で飲んだのは、友人と2人で飲みに行った1日だけだった。その店というのが、30代女性が2人でやっている小さなスナック。ママはお世辞にも美人とは言えないが落ち着いた雰囲気。夫がこのママを気に入っていることは、ひと目で分かった。依頼者の幼妻とは対照的なタイプである。
 しかし、浮気の事実がないので調査は打ち切り。もしかしたら、将来的に彼とママはそういう関係になるのかもしれないが……。「愛に年の差は関係ない」と思うのは、若い女性だけなのだろう。
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