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                                    | 第21回 浮気の基準
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                                          | 依頼調査: | 行動調査 |   
                                          | 対象者: | 不動産会社勤務の夫(40) |  |  |  |  |  |   
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                        | <概要> 「主人(40)は絶対に浮気しているはずです」ーーー依頼者は小泉今日子に似た専業主婦(34)。20代半ばでも通用する童顔で、とても子供が2人いるようには見えない。夫は不動産会社のヤリ手課長で、相当な男前。帰宅は連日午前様。「“疲れてる”と言ってすぐに寝ちゃう」そうで、浮気を疑われても仕方ない。
 まあ、妻が浮気調査を依頼してくる場合、十中八九は“クロ”だ。
 調査を開始して最初の1週間は、深夜まで残業という毎日。本当に忙しいらしい。8日目。珍しく夜7時に退社し、自宅と反対方向の電車に乗る。彼が向かった先は繁華街の雑居ビルの4階、AV観賞のビデオボックスだった。そこで2時間つぶし、牛丼を食べて帰宅。
 「そのうち愛人と会うはず」と思ったが、それから1週間、彼は毎晩ビデオボックスで2時間過ごし、牛丼を食べて帰宅というパターンを繰り返した。
 つまりはAVを見るという“浮気”をしていただけ。愛人がいるわけではなかった。事実を伝えると、妻は「これも浮気なんでしょうか?」と複雑な表情。「夫に何て言えばいいんでしょう?」と相談されたが、答えに窮してしまった。
 ウチの独身スタッフは「奥さんもかわいいのに、何で帰らないんだろう?」と不思議がるが、家庭を持つ身としては、彼の気持ちも分からんではない。
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