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                                    | 第14回 無防備な男
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                                          | 依頼調査: | 行動調査 |   
                                          | 対象者: | ベンチャー企業経営者(37) |  |  |  |  |  |   
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                        | <概要> その女(23)の自宅マンションには、なぜかカーテンがついていなかった。夜9時。男(37)は部屋に入るなり女に抱きつき、明かりをつけたまま“一戦”を交え始めた。
 覗(のぞ)くつもりがなくても丸見えだ。女のあえぎ声が聞こえてきそうである。30分間でコトを終えて、その30分後に“2回戦”に突入した。覗かれているとも知らずに……。
 この仕事をしていると、たまにこういう場面に出くわすことがある。
 男はあるベンチャー企業の経営者。元は大手パソコンメーカーの社員で、数年前に辞めて事業を起こし、今は軌道に乗っている。今回の依頼者である妻(36)と8歳の娘がいる。
 女は男の会社の元社員で、別のソフトウエア会社で働いている。男のコネで転職させたのだ。女のマンションが男の名義であることも確かめてある。もう、言い逃れはできない。
 仕事ひと筋でまじめだった男が、急におしゃれに気を使うようになり、新しい下着を着けて朝帰りするようになった。妻にバレて当然である。
 調査結果を報告後、妻はノイローゼ気味でカウンセリングに通う毎日。男の会社は資金繰りに窮し始めたという。愛人に捨てられるのも時間の問題だろう。
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