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                                    | 第3回 信用できない彼女
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                                          | 依頼者: | 男(35歳)事務用機器販売会社・営業マン |   
                                          | 対象者: | Aさん(24歳)商社事務OL |  |  |  |  |  |   
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                        | <概要> 『彼女のことを調べて欲しいのですが・・・』グレーのスーツに身を包みどこにでもいるサラリーマンからの依頼である。
 『実は、半年ほど前に別の女性との婚約が破談になり、精神的に落ちこんでいたときに同僚から彼女Aさんを紹介されました。そのAさんを調べて欲しいのです。まだ結婚話まで発展していないが、今回調べて不審点が無ければ両親に紹介しようと思っている』と言う。
 しかし、Aさんとつきあっていこうと思いながらも、一抹の不安があった。それはAさんの生活態度であった。夜に電話をしても度々留守電であったり、二人でいる時も頻繁に携帯がに鳴ったり、また持っているバック・服も高そうなブランド品だという。Aさんに不信感を抱いた依頼者は彼女の調査を行うことを決めた。
 
 <調査期間>
 3日間(10:00〜帰宅)
 
 <調査内容>
 Aさんの勤務先から帰宅するまでをチェックする。
 調査1日目:19時、同僚と会社から出てきたAさんは自宅とは反対方向へ向かう。そのまま六本木にて下車し、交差点付近の雑居ビルに入る。入店を確認するとそこはキャバクラであった。30分後ほどでチラシを片手にミニスカートに着替えたAさんは『キャッチ』へと出かけてゆく。同様に3日ともキャバクラ勤めに出ており、最終日は会社のランチタイムに会った中年男性とブランド品の買い物ざんまい。挙句の果ては、シティホテルでの休憩そして会社に一人で戻った彼女はキチンと勤務を終え退社、と思ったところ外で待っていた昼間の中年男性と腕を組んでのキャバクラへ同伴出勤であった。
 
 <報告後>
 依頼者に報告すると、ショックを受けた依頼者は信じられない様子で『ホテルに入ったのは彼女に間違いありませんか?』と食い下がる。証拠写真を見せられた依頼者は『信じていたのに、何か事情があるのだろう。僕が守っていかなければ』と言葉を続けた。
 Aさんが自分の理想像に近いと思っていたが、表裏の違いに最初は『ガクゼン』としたが、Aさんの事があきらめ切れない依頼者は『更に彼女の良いところを探して欲しい』と再調査を依頼してきた。ある程度予測していたようで、落胆の表情はなかったが・・・ご両親に紹介するのは取りやめたらしい。
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